応用情報技術者試験:午後問題:例題1

応用情報技術者試験 平成29年 午後問11参考

[予備調査の概要]
1.伝票入力業務の特徴及び現状
旧会計システムでは、
 A.経理部員が手作業で起票する
 B.経理課長が承認印を受ける
 C.起票者が伝票入力する
 D.仕分けデータを生成する
という手順を踏んでいた。

このため、手作業が多く、紙の帳票も大量に作成されていた。

新会計システムでの伝票入力業務の特徴及び現状は、次のとおりである。
(1)
新会計システムでは、
経費の請求などは各部署で直接伝票を入力することにした。
その為に、経理部は各部署に操作手順書を配布し、伝票入力業務説明会を実施した。

また、「各部署で入力された伝票データ(仮伝票データ)」に対して、
各部署の上司が承認入力を行うことで仕分けデータを生成し、
請求書などの証票以外に紙は一切使用しないようにした。

①新会計システムに承認入力を追加することによって、
旧会計システムにおいて不正防止の為に経理部が伝票入力後に実施していたコントロールは、
不要になった。

(2)
新会計システムでは、
各利用者に対し、権限マスタで、
伝票の種類(経費請求伝票、支払い依頼伝票、振替伝票など)ごと
に入力権限と承認権限が付与される。

[本調査の計画]
L社の監査室では、
予備調査の情報に基づいて監査項目を検討し、
本調査の監査手続を表1にまとめた。

項番 監査項目 監査手続
伝票入力業務の不正が防止されている。 ①職務分離の観点から、承認者に(d)が設定されていないことを確かめる

問1
表1中の(d)に入れる適切な字句を、5字以内で答えよ。

問2
[予備調査の概要]の①で想定されていた旧会計システムでの不正を、20字以内で述べよ。

問1の解説
「職務分離の観点から」という話なので、「承認者という職務には設定されるべきではない何か」を見つければ良い。

何故職務分離をするのかと言うと、ダブルチェックをする為であり、不正防止をする為である。

どうすれば、不正が防止できるかと言うと、入力した人は他の誰かに承認をお願いし、承認する人は他の誰かに入力をお願いすればいいのである。

という訳で、承認者には入力権限が設定されていてはいけない、という話になる。

よって答えは「入力権限」である。

問2の解説

承認のプロセスを追加することで、旧会計システムは改善された、という話である。

つまり、旧会計システムには、どこかに承認が足りなかったのである

動作と承認はセットである。

起票に対しては承認があるが、伝票作成については承認がない。

よってここが問題である。

これを具体的に述べれば答えになる。

「経理部員が承認を受けずに伝票を入力する」

という主旨のものが正解となる。

アドセンス
改行

テックキャンプ